パルダリウムとは...
苔や植物、流木や石などの素材を使って亜熱帯雨林の世界を再現したもの。
水を通水させることにより小さな魚たちを一緒に飼育し楽しむことができます。
西村ジョイでは、完成品と自分で作ることができる素材のどちらも取り扱っています!
【パルダリウムの作り方】
〇必要なもの
・水槽
・ソイル
・極床造形君
・流木や石などの素材
・植物や苔
・霧吹き、水指
・ピンセット
・はさみ
・ボウル
〇作り方
①水槽はフタがしっかりできるものを選んでください。
水槽の一番下に、黒軽石を敷きます。
(厚さは5~10mm程度です)
通気性が良くし、土の環境を整える効果があります。
②ソイルを敷きます
後ろを厚くするなど起伏をつけておくと、完成形が立体的になります。
コケは肥料を必要としないので、なるべく栄養価の少ないソイルを選択してください。
③霧吹きや水指などでソイルに水をまきます
全体にかけまわすことでソイルが固定され、崩れにくくなります。
水槽内の湿度を保つ効果もあるので、全体が濡れるようにしっかりと与えてください。
④流木や石などの素材を使ってレイアウトをします。
素材は土に押し込むように固定してください。
⑤「極床・造形君」を水で練って準備します。
これは、樹皮を細かく裁断し加工したもので、素材の固定や植物の植え込み、テラリウムの造形などに使用します。
保湿性が高く、水を吸い上げる効果もあるので、コケのテラリウムやパルダリウムにはとても便利な床材です。
ヘドロ状になるまで練り、握って水がポタポタと落ちる程度にしてください。
⑥造形君を素材のすき間に押し付けていきます
重ねて盛ることで、レイアウトに高さを出すことができます。
⑦造形君を全体にしっかり押し付けてください。
石や流木などが造形君で汚れたら、水をまいて落とします。
⑧ソイル、造形君の上にコケをはっていきます。
今回は、乾燥・湿度に強く草原のようなイメージをつくれる「ヤマゴケ」を使用します。
コケは緑の部分のみが生きていますので、土などがついている場合はハサミなどで落としてください。
⑨すき間をしっかり埋めるようにコケをはっていきます。
はる場所より少し大きいサイズのコケの塊を使うときれいにはれます。
浮かないようにしっかり押し込みます。
⑩全体にはれたらコケ水槽の完成です。
コケをはらずに、一部を白い砂などで演出することもできます。
⑪小さめのシダや観葉植物をあしらうことでより格好よく仕上がります。
使用する植物は、根をしっかり洗い、土などの余計なものが入らないようにします。
⑫ガラスフタをしっかりとして管理します。
水やりは霧吹きや水指などで、コケがしっかり濡れるようにまんべんなく与えてください。
直射日光に当たるとコケは傷みます。きれいに育成・鑑賞するためには、専用の照明を使用してください。